不定期更新日記帳。
呟きが多いよ。完全腐向け。
見てからの苦情はお断り。
何かに嵌ってるか、疲れてるか、日記を書くのに飽きてるときは更新なし
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サイト名:バルキュリアの囁き
管理人名:藤堂柚葉
アドレス:http://yuzuha00.web.fc2.com/
お借りした御題4個目。
王×盗賊王
管理人名:藤堂柚葉
アドレス:http://yuzuha00.web.fc2.com/
お借りした御題4個目。
王×盗賊王
最初の出会いは、彼が王宮に忍び込んだ時。
戦いの末、捕まえた彼を牢屋に入れた。
だが、彼のその瞳に宿る憎しみの理由が気になり、夜中にひっそりと忍び込んだ。
「・・・・なんだ、王様が一人で俺になんのようだ?」
「何故、王宮を襲った?」
俺の言葉に、彼はくっと笑う。
「クルエルナ村・・・・あんたならこれで分かるだろ?」
彼の口から放たれた言葉。
俺はそれで全てが分かってしまった。
この目の前の彼は、王宮の罪の結晶だと。
「・・・・・そうか。名は?」
「バクラだ。」
「ならばバクラ、お前に掛けられし呪をファラオの名の元に解こう。何処になりと行くがいい」
彼にかけられた見えぬ鎖を解き放つ。
「お前は、にげねぇのか?」
「俺を縛る『鎖』は今は頑丈すぎる。どう足掻こうとかえられはしない。」
真っ直ぐな瞳を同じように見返す。
純粋な憎悪に溢れたその瞳が心地いいと感じる俺は『鎖』が少しづつ綻び始めているのだろう。
だが、それでもまだ足りない。
異質を認めない『世界』から逃げられはしない。
彼は、そういい切る俺を一瞥してから、その牢屋から姿を消した。
それから直ぐにゾークなる邪神が現れ・・・・神官の望むまま、民の望むままそれを封印した。
自らの命をもって。
ゾークを封印した後は、ゆったりとした闇に抱かれていた。
それがゾークが生み出すものだとは言われなくても感覚で分かっていた。
しかしそれは、世界を滅ぼそうとしたものとは思えないほどの安らぎを俺に与えていた。
うとうとと、まどろみの中で過ごしていた俺は、ふいに目の前に闇の中では一際目立つ白銀を見た。
「よぉ、ご機嫌いかが?ファラオ様?」
恭しく、しかし皮肉な笑みを唇に浮かべて目の前の少年は問いかけてくる。
「バクラ・・・・?」
「ちげぇよ。俺様はあいつに呼び出された者だ」
「ゾークか」
「せーかい。」
ケラケラと笑うその姿は世界を滅ぼそうとした邪神とは思えない。
「そりゃ、俺様が呼ばれた理由は世界滅亡じゃねぇからな。隣をみてみな」
邪神に言われ、隣を見ればいつから居たのかバクラが座っていた。
「そいつと一緒にしばらくは寝てな。俺様が『鎖』を錆付かしてやるよ」
そういうと邪神の姿は消え去る。
しかし、気配があるから姿を見せるのをやめただけらしい。
周りは暖かい闇で満たされ続けている。
「王様・・・」
「・・・バクラ」
抱きついてきたバクラの唇に軽くキスを落とすと抱きつき返す。
そして抱き合ったまま目を閉じた。
隠れてキスしたあの瞬間に世界なんて消してしまえばよかったね
それが出来たらどれほど幸せだっただろう。
ううーん。
お題をクリアできてない気もする・・・。
牢屋の時点で二人は好きあってる。
でも、それを運命は許さない事も分かっている。
『世界』=『原作のままの流れ』
『鎖』=『アテムという人間をファラオとして縛り付けているもの』
王様が、解いた盗賊王の鎖は、神官がかけた拘束用の見えない鎖です。
消せはできなかったけど、歴史が変わったのは事実。
しかし・・・・補足しないといけないのはアレだな・・・・精進あるのみだ。
戦いの末、捕まえた彼を牢屋に入れた。
だが、彼のその瞳に宿る憎しみの理由が気になり、夜中にひっそりと忍び込んだ。
「・・・・なんだ、王様が一人で俺になんのようだ?」
「何故、王宮を襲った?」
俺の言葉に、彼はくっと笑う。
「クルエルナ村・・・・あんたならこれで分かるだろ?」
彼の口から放たれた言葉。
俺はそれで全てが分かってしまった。
この目の前の彼は、王宮の罪の結晶だと。
「・・・・・そうか。名は?」
「バクラだ。」
「ならばバクラ、お前に掛けられし呪をファラオの名の元に解こう。何処になりと行くがいい」
彼にかけられた見えぬ鎖を解き放つ。
「お前は、にげねぇのか?」
「俺を縛る『鎖』は今は頑丈すぎる。どう足掻こうとかえられはしない。」
真っ直ぐな瞳を同じように見返す。
純粋な憎悪に溢れたその瞳が心地いいと感じる俺は『鎖』が少しづつ綻び始めているのだろう。
だが、それでもまだ足りない。
異質を認めない『世界』から逃げられはしない。
彼は、そういい切る俺を一瞥してから、その牢屋から姿を消した。
それから直ぐにゾークなる邪神が現れ・・・・神官の望むまま、民の望むままそれを封印した。
自らの命をもって。
ゾークを封印した後は、ゆったりとした闇に抱かれていた。
それがゾークが生み出すものだとは言われなくても感覚で分かっていた。
しかしそれは、世界を滅ぼそうとしたものとは思えないほどの安らぎを俺に与えていた。
うとうとと、まどろみの中で過ごしていた俺は、ふいに目の前に闇の中では一際目立つ白銀を見た。
「よぉ、ご機嫌いかが?ファラオ様?」
恭しく、しかし皮肉な笑みを唇に浮かべて目の前の少年は問いかけてくる。
「バクラ・・・・?」
「ちげぇよ。俺様はあいつに呼び出された者だ」
「ゾークか」
「せーかい。」
ケラケラと笑うその姿は世界を滅ぼそうとした邪神とは思えない。
「そりゃ、俺様が呼ばれた理由は世界滅亡じゃねぇからな。隣をみてみな」
邪神に言われ、隣を見ればいつから居たのかバクラが座っていた。
「そいつと一緒にしばらくは寝てな。俺様が『鎖』を錆付かしてやるよ」
そういうと邪神の姿は消え去る。
しかし、気配があるから姿を見せるのをやめただけらしい。
周りは暖かい闇で満たされ続けている。
「王様・・・」
「・・・バクラ」
抱きついてきたバクラの唇に軽くキスを落とすと抱きつき返す。
そして抱き合ったまま目を閉じた。
隠れてキスしたあの瞬間に世界なんて消してしまえばよかったね
それが出来たらどれほど幸せだっただろう。
ううーん。
お題をクリアできてない気もする・・・。
牢屋の時点で二人は好きあってる。
でも、それを運命は許さない事も分かっている。
『世界』=『原作のままの流れ』
『鎖』=『アテムという人間をファラオとして縛り付けているもの』
王様が、解いた盗賊王の鎖は、神官がかけた拘束用の見えない鎖です。
消せはできなかったけど、歴史が変わったのは事実。
しかし・・・・補足しないといけないのはアレだな・・・・精進あるのみだ。
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