◆ 鏡なんて見るのはやめておしまい

サイト名：バルキュリアの囁き
管理人名：藤堂柚葉
アドレス：http://yuzuha00.web.fc2.com/

お借りした御題5個目。

『もう一人の僕』

その言葉を聞く度に、いらいらとする。
あいつを、あいつとして見ていないそれ。

あいつの名前をしらねぇから仕方が無いとは言え・・・。
あいつは自分のモノだと言外に言われているような響きに殺意を覚える。

ああ、『器』を殺してあいつを解放できるもんなら今すぐにも殺してぇ。

だが、皮肉にも『器』がいなければ、あいつを解放にまで導けない。
だから今は何もしない。

『器』よ。覚えているがいい。
盗賊の名にかけても、貴様からも世界からもあいつを盗んでやるからよ。

鏡なんて見るのはやめておしまい
そこには、あいつは映ってねぇよ。
ま、てめぇの醜い心をずっと見てたいなら止めはしねぇがな。

---

 

はい、盗賊王嫉妬編。
常に一緒にいれる遊戯に激しく嫉妬してます。
盗賊王は人を殺す事に罪悪感を感じてません。
そんなものは、幼少の頃に捨て去りました。