不定期更新日記帳。
呟きが多いよ。完全腐向け。
見てからの苦情はお断り。
何かに嵌ってるか、疲れてるか、日記を書くのに飽きてるときは更新なし
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
サイト名:バルキュリアの囁き
管理人名:藤堂柚葉
アドレス:http://yuzuha00.web.fc2.com/
様よりお借りしたお題一個目。
管理人名:藤堂柚葉
アドレス:http://yuzuha00.web.fc2.com/
様よりお借りしたお題一個目。
------一人の少年が部屋の片隅で膝を抱えていた。
少年は『祈る』。切実に。
欲しい。
僕を裏切らないモノが。
僕を裏切らなければ人間でも、幽霊でも、悪魔でも、犯罪者でも・・・なんでもいい。
家族のように恋人のように、僕に接してくれるモノが。
ホントウの家族は、僕じゃなくて妹しか見ないから。
妹しかイラナイなら、僕だってあんな親イラナイ。
だから、僕だけの家族が欲しい。
『だったら俺様を手にとりな・・・・』
・・・・・なんだろう。この暗い・・・でも暖かいような声は。
ふと、僕が顔を上に上げると机の上に置いてあったモノが眩い程に輝いていた。
カタカタと音まで立てて揺れている。
あれは・・・父と呼ぶべき人物が買ってくれたもの・・・。
最初で最後の僕への贈り物だろう。
『俺様を手に取れば、お前の望むものは全て与えてやるよ』
その言葉に僕は、それを手に取っていた。
途端、目の前が真っ白になった。
眩しくて、目を閉じる。
「やっと会えたな・・・」
「よお」
どこかで聞いた事があるような声がして目を開けると、僕と同じ顔が目の前にあった。
その後ろには大きな男の人もいる。良く見るとちょっと僕と顔が似ているみたいだ。
「君達は・・・?」
「お前が望んだモノ。」
「了が願うのをずっと待ってたんだぜ?」
僕が望んだモノ・・・。
家族?
「そーだ。」
「ずっと待ってたって・・・?」
「俺達は持ち主が願わなければ、その前には現れれない。だから待ってた」
「じゃあ、僕の家族になってくれるの?」
「ああ。」
大きいほうの男の人が、わしゃわしゃと頭を撫でてくれる。
父親にもされたことがないそれ。
嬉しくて、久しぶりに笑顔が作れた。
それを見て、僕と同じ顔をした子は、くくっと笑う。
「あ、名前はなんていうの?」
「あー・・・名前は二人ともバクラってんだ」
「僕と同じ名前・・・?」
「そう。だからお前の好きなように呼べばいい」
そういわれて少し悩む。
大きいほうの男の人は、お兄ちゃんみたい。
僕と同じ顔の子は弟みたいだよね。僕弟欲しかったし。
あ、じゃあもう決まってるや。
「兄さんと、バクラ。・・・・でいい?」
「かまわねぇよ。」
「決まりだな」
兄さんとバクラはそう言って笑った。
僕が今まで体験したものの中で一番明るくて家族らしい光景。
この頃に決めたんだ、どんな事があってもこれを守ってみせるって。
・・・・だから覚悟しといてね?『遊戯君(器君)』。
僕の目の前には、恐怖で震える遊戯君。
・・・君になんて、この『祈り』を渡しはしないから。
誰もしるべきではなかった世界(獏良)の祈り
やってしまった、激しい捏造。
ここで文章中では分からなかった設定の説明。
家族の不仲はバクラが関与したものではありません。
娘が欲しかったのですが、生まれたのは獏良。それがきっかけに両親の仲がだんだん不仲に。
だが、それでもやることはやっていたのか、妹が生まれる。
結果、両親の仲は元通り。妹に全部の愛情を向けます。
なので獏良はほったらかしに。
父親にこれで遊んどけと渡された千年リングに宿る、二つの人格に獏良は育てられました。
(バクラは獏良の外見をトレースしてる為、一緒に育っている)
家は実家の離れ。
小学校一年ぐらいのときに、自力で生活しろとキッチン、個室、風呂場などアパート並みの設備が整った所に放り込まれました。
個室は無駄に二つあったので片方を盗賊王、片方を獏良とバクラで使ってました。
幽霊なバクラと盗賊王ですが、物を持つ事は可能。
ご飯も食べたりします。が、基本的に獏良しか姿が見えないので他人から見ると物が勝手に浮いてる状態。
まだまだ設定はありますが、この話だとこんなものでしょうか・・・。
俺設定大好きです!(ぁ
PR
この記事にコメントする