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不定期更新日記帳。 呟きが多いよ。完全腐向け。 見てからの苦情はお断り。 何かに嵌ってるか、疲れてるか、日記を書くのに飽きてるときは更新なし
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サイト名:バルキュリアの囁き
管理人名:藤堂柚葉
アドレス:http://yuzuha00.web.fc2.com/


さんから以前お借りしていた御代をもっかいお借りして書いてみました。
絶望に関する10の御題

から、お借りました。


根底はBLです。主人公が男ですので。
で、ヒロイン?ぽいひとの視点ですが、病んでます。
これがヤンデレだろうか。多分。
お嫌いな人はバックプリーズ。


ねぇ・・・なんで『彼』だったの?
 
 
全ての争いが終わったその日。
帰ってきたメンバーの中に貴方は居なかった。
メンバーの一人は『彼は世界樹へ帰りました』と言ったの。
だから仕方ないと諦めた。だって貴方はディセンダーだもの。世界樹に帰るのは当たり前だって。
でも、違ったんだね。
貴方が世界樹に戻ったのは『彼』を癒す為。
そして今度は『彼』に世界を見せてあげる為戻ってきた。
戻ってきてくれたのは嬉しい。でも私は貴方には話しかけれない。
相変わらず、貴方は忙しいし傍には『彼』がいる。
私が話しかける前に『彼』に遮られる。
『彼』は私に優越に満ちた顔を向けるのだ。
 
ねぇ・・・なんで『彼』なの?
まだ、他の人だったら諦められたのに!
笑って祝福できたかもしれないのに!
なんで、よりにもよって・・・・『彼』だったの・・・。
『彼』だったら私のほうがずーっと貴方を愛してあげれるのに。
幸せにしてあげれるのに。
 
 
 
「――――さん、少し宜しいですか?」
今日もぼーと彼を見ていたら、『眼鏡の青年』に話しかけられた。
何故か今日は『彼女』が居なくて、『赤い髪の青年』はこちらを睨み付けていた。
なんだろう・・・。
「・・は、はい?なんですか?」
この人・・・苦手なんだけどなぁ・・・。
この人は年下にも関わらず私をさんづけで呼ぶ。その意味を私は知っているの。
この人が敬称付で人を呼ぶときはその人の事をさげずんでる時だって。
そう、何故か私はこの人にとても嫌われているらしい。
「そろそろ、いい加減にしてもらえませんかねぇ」
「え?」
笑いながら言われた言葉の意味が分からない。
何をいい加減にするのだろうか。
この人に私何もしていないのに。
「おやおや、自覚してないようですね。では、はっきりといいましょう。その無駄に私どもに向けている殺気をいい加減止めてください」
殺気・・・?
私そんなもの向けてないはずなのに。何を言っているんだろうこの人は。
「気づかないようでしたら別に宜しいのですが・・・。殺気を向けるということはいつ殺しても宜しいということと解釈しますよ」
そう言った目は冷ややかだった。
目で人を殺す・・・そんな目だった。
よく見れば『赤い髪の青年』も同じ目をしている。
「ちょっとした嫉妬なら可愛いものですが、度を過ぎるといけませんねぇ。貴方は彼に執着しすぎです。このままいくと貴方を不穏分子として処分しなくてはなりません」
今、この人が軍人だということを思い出した。
そうだ、この人は人を殺すことをなんとも思わないように訓練された軍人なのだ。
私なんて簡単に殺してしまうに違いない。
いやよ!まだ彼を私のものにしていない。
そうよ、彼を私のものに・・・。
「やれやれ・・・。言っても無駄のようですね。まぁこれだけは覚えておきなさい。その考えを実行したときが貴方の最後だと」
『眼鏡の青年』は呆れてその場を離れていった。
でもそんなのは見ても居なかった。
私の頭の中は彼を手に入れることでいっぱいだったのだから。
 
 
あれから私は一杯考えた。
彼を手に入れるのにはどうしたらいいのか。
考えて考えて、ようやく思いついたの。
彼を殺してしまえばいいんだって。
私の手で彼を殺してしまえば、私だけのものになるわ。
捕まえて檻の中に入れても彼の事だもの。きっと出てきてしまう。
だから殺すの。
いい事を思いついて私は浮かれた気分のまま彼の元へ行ったの。
彼に与えられた、少し広めの個室。
もう寝てるかな・・・なんて考えながらちょっとだけ隙間を空けて覗いてみた。
そしたらそこには、信じたくない光景が広がっていた。
私達の前では絶対にとったことの無い瞳を隠す布を取って『彼』に微笑んで抱きついている彼。
『彼』もいつもとは信じられないほど優しい微笑を浮かべていた。
なんで、なんで、なんで!!
なんで『彼』は、彼の事を独占できるの?
なんで私じゃダメなの?!
やっぱり、殺さなきゃ。
殺して誰もいない世界に連れて行って上げなきゃ。
私は衝動のまま扉を開け放った。
ガンッと激しい音がしたと思う。
でも、私がいることになんてとっくに気づいていたのかな。
彼も『彼』も驚きもせず、私を見てきた。
二人の顔のなんて無表情なこと。
二人の顔には、驚きも、哀れみも、嘲笑いも浮いていなかった。
私になんて興味がない。
そういわれてるみたいだった。
「なんで・・・どうして・・・、貴方は私を見てくれないの?!」
「・・・・」
叫んでみても、反応は無い。
こっちにすら視線を向けてくれない。
「だったら・・・私のものになってくれないなら・・・しんじゃえ!!」
私は、大剣を二人に向けて振り下ろした。
だけど、それは二人には届かなかった。
腹部に感じる激痛。
恐る恐る下をみた。
そこには、何かの先端が見えてる。
「言ったでしょう?考えている事を実行したときが最後だと」
冷ややかな声が耳元で聞こえる。
じゃあこれはきっと槍の先端・・・。
「さようなら、愚かな『ディセンダーの成れの果て』」
槍が抜かれ、私の体が倒れても結局彼は一回も口を開かなかった。
 
鏡なんて見るのはやめておしまい
(貴方が見ていたのは貴方が作り出した虚像でしかないのですよ)

 


意味不明文ですね・・・。
狂った心理描写を出したくて、あえて人物名は避けてみました。
マイソロ2をプレイした人だけ登場人物が分かるというなんて不親切な設定。
敬語の人はネクロマンサーな大佐です。やっぱりでばるよ、この人。
大佐、ギャグでもシリアスでもあんまり変わらず居てくださるので扱いやすいです。
彼=主人公 『彼』=負の人。ゲー/デ×男主推奨中。
あんまり御代に添えてる気がしないなぁ・・・。いつものことですが。 

あ、ヒロインぽい子はお亡くなりにはなってないです。多分。
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